私と息子

私は東京で結婚して、息子を産みました。結婚生活は四年弱で終わり、実家のある県へ私と息子は生活の地を移しました。


当時息子3歳。すべてを本能でわかっているようなわかっていないような、ただただ神経質で虚弱な子でした。

小さなアパートで二人きりの生活。今思えば、誰にも気兼ねのいらない楽園のような生活。ダラダラするのも息子を溺愛するのも、突き放すのも、起きるのも寝るのも三度の食事も私の心持ち一つで自由自在。でもその渦中にいたときは、現実的な問題、お金とか?仕事環境とか?息子の育てにくさとか?心の弱さとか?で、ギスギスしていたし、心にガッチリガード固めて必死に守ろうとしていたのかも。


息子は私が全てだったし、もちろんお母さんは僕の全てを受け入れてくれるという安心感から、甘えも我儘も癇癪もひどく、私をイラつかせることも毎日のことだったけど、それでも息子を愛していたし嫌いにはならなかった。1人の時間が欲しいーって思うことはよくあったけど、やはり息子は息子で、そこにいてくれて、ありがとうという存在です。。

息子がいたから、私は腐り切らずに人並みの社会生活になんとか適応してこれたのだと思います。


なんつって。。